螺旋階段のアリス/加納朋子


螺旋階段のアリス 文春文庫
文藝春秋
加納 朋子

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 螺旋階段のアリス 文春文庫 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


大企業のサラリーマンから憧れの私立探偵へ転身を果たした筈だったが―
事務所で暇を持て余していた仁木順平の前に現れた美少女・安梨沙。
…亡夫が自宅に隠した貸金庫の鍵を捜す主婦、
自分が浮気をしていないという調査を頼む妻。
人々の心模様を「不思議の国のアリス」のキャラクターに託して描く
七つの物語。
----------------------
画像←参加してます

テーマ読み6人目のヒロインは、アリスです。
主人公がアリスなのではなくて、不思議の国のアリスや
鏡の国のアリスをモチーフにした連作短編集。
主人公は大企業の管理職から、何故か私立探偵にトラバーユした
仁木順平と、オープンしたての探偵事務所に迷い込んだ
美少女:安梨沙。

大企業の管理職から私立探偵にトラバーユするか?と普通なら考えるが
その条件が良い。
確かに肩たたきっぽいんだけど、1年間は休職扱いで
新しい仕事をしてもいいっていうのなら、普通の早期退職者募集よりも
気が利いてると思ってみたり・・・
しかも仁木の奥様も仕事を持っていて、それなりの収入があるのなら
ある意味、好条件とも言えるんだろうなぁ~

しかし、好条件とはいえ私立探偵のノウハウ本?なんてないわけで
会社の部下がバラ撒いた探偵事務所オープンの広告は
スーパーのチラシ並の出来で、ハードボイルドを夢見る仁木ではあるが
これでお客が来るんかい!と思ってしまう。
素人ってそんなもんだよねぇ~
それでも小説ですから、迷い込んだアリスがなんとかしてくれる。

扱う事件?も、日常の謎的なもので、かなり軽くはあるけれど
その真相は人を思う気持ちに溢れてはいるものの
それってどうなんだろう?と考えてしまうものもあった。

結局、一番いいなぁ~と思ったのは仁木と奥様の関係だなぁ~
理想の夫婦像を見させていただいたって感じです(o^o^o)

「螺旋階段のアリス」
「裏窓のアリス」
「中庭のアリス」
「地下室のアリス」
「最上階のアリス」
「子供部屋のアリス」
「アリスのいない部屋」

★★★

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック