一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、 新たな人生を歩み始めた十歳の少女。 だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。 人生は、薔薇色のお菓子のよう…。 またひとり、彼女は人を殺す。 何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか? あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリ。 10数名を殺害した伝説の鬼女。 彼女はなぜ罪を犯したのか。 ラストで恐るべきどんでん返しが待ち受ける戦慄のミステリ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ![]() テーマ読み7人目のヒロインは、フジコです。 これをヒロインと言っていいのか? 確かに女だし、タイトルにもなってるからしょうがないけど ヒロインという言葉のイメージとかけ離れて過ぎている。 最初にこの本を知ったのは恵さんのブログ タイトルがスゴイからねぇ〜 気にはなっていたんだけど、運良くテーマ読みに 引っかかってくれたので読んでみたのだが・・・ ( ̄ヘ ̄;)ウーン 小学校5年生で学校でのイジメと、優等生による暴力?虐待? 更に親の育児放棄?虐待? 八方塞というのは、こういう状況を言うのだなって 何気に思ってしまった。 どこを向いても地獄。自分を守るために色んな事を我慢して そんな自分を正当化しようと幼い頭で考える。 そこから学び取った事が、まともであるはずがない。 歪むなという方が無理な話だ。 「はしがき」と「あとがき」で驚かせようとしてるんだろうけど 最初の方を読んでいて、違和感バリバリだったから 驚きもしなかった。 っていうか、普通に考えて、真っ先に疑われるでしょ。 まぁ〜虐待の描写と、歪んだ心理描写に気を取られて サラっと流してしまっても不思議じゃない。 ある意味、洗脳に近いものも感じたなぁ〜 おっと、ネタバレになりそうですね(^◇^;) 最後の方では、あまりにも簡単に殺しちゃうもんだから 出来損ないのホラー映画みたいでした。 ただ、文章が読みやすい。 テンポも展開も速いので、ついつい追いかけるように 読みきってしまった。 読後感は最悪である。 他にどんな作品を書いているのか気にはなる。 なんせ読みやすいから。 こういうのが怖いのよねぇ〜(^◇^;) ★★★ |
<< 前記事(2013/09/08) | ブログのトップへ | 後記事(2013/09/08) >> |
タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
---|
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|
<< 前記事(2013/09/08) | ブログのトップへ | 後記事(2013/09/08) >> |