ターン/北村薫


ターン (新潮文庫)
新潮社
北村 薫

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ターン (新潮文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ページ数:426p
発売日:2000年07月

真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。
気がつくと、自宅の座椅子でまどろみから目覚める自分がいた。
3時15分。いつも通りの家、いつも通りの外。
が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。
そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると
一日前の座椅子に戻ってしまう。
いつかは帰れるの?それともこのまま…
だが、150日を過ぎた午後、突然、電話が鳴った。
---------------------------
「時と人」三部作の第2作
Mirokuさんが言うんですよ。
これは絶対に好きな作品です。

スキップで理不尽で、残酷なのに、主人公の
前向きな姿勢に感動した。
が、やはり最後はちょっと嫌だったなぁ~
だから、期待度大で2作目を読んだ。
Mirokuさんのおっしゃる通りでしたぁ~

なんですの?これはぁ~!!
版画家の真希は、夏の午後に事故って、気が付くと
何故か自宅の居間で目覚める。
同じ町なのに、誰もいない。
まるで幽霊船のごとく、ついさっきまで誰かがいて
忽然と消えたかのような様子である。
そして3時15分になると、何をやっていても何処にいても
自宅の居間で目覚めるところから始まる。
真希命名「くるりん」現象である。

時に囚われながらも、真希は色んなことをやろうとする。
その細かい1日の行動が、とってもリアル。
買い物をするにも、どうせ元に戻るからという考え方をしない。
誰もいないから、別の世界だからとは考えない。
っていうか、そういうモラル的な事に考えがいかなかったわ。

そして最初から気になっていたのが、真希と会話する
声だけの存在。
多重人格の一種か?とも思ったけど、あまり語ると
ネタバレになるから、自由に想像しましょう。
とりあえずは、異世界に一人だけではあるけれど
声だけとはいえ、会話できる相手がいるってことは
完全に一人っきりとは言えないから、まだまし?

一番辛いのは、作品を作ろうにも、時間になると
「くるりん」と時間が戻ってしまう。
前向きな気力が削がれていく。
そんなある日、家の電話が鳴った。
なんと現実世界から真希にかけられた電話だった!!
しかも男から!!

芥川龍之介の蜘蛛の糸を連想しましたよぉ~
現実世界から1本だけ垂れ下がった細い糸
真希は確かに糸を掴んだ。
あとは登っていくだけ。
真希は現実世界に戻れるのか??って話に展開していく。

そこからの話がこれまた結構リアルで細かいのよ。
そうなのかぁ~って雑学系がちょっとあったり
現実と異世界での仕組みの違いとか
これは想像できなかった(^◇^;)
そしてこれまた必然的な展開になるんだけれど
切ない。何かの歌のフレーズがよみがえる
会えない時間がぁ 愛育てるのさぁ(知ってる?)

そして最後の怒涛の展開。
これには心臓バクバクしましたよぉ~
ヾ(-ε-; )ォィォィ 相手のことを考えろ!
余計なことをするなぁ~
o(>ロ<o) (o>ロ<)oバタバタo(>ロ<o) (o>ロ<)o
どんだけヤキモキさせられたことかぁ~

そして真希は気付くのです。
あぁ~いいわぁ~(*´◇`*)
やっぱりね、こうじゃないといけないですよねぇ~

まぁ~細かいところを突っ込むと感動が薄れるから
あえて気付かないふりをします。
声だけの存在の事とかね(^◇^;)
色々考えちゃったからさぁ~

そして完結編を読みます。
もう読んだけど(○ ̄m ̄)
読んですぐに感想を書かないと感動が薄れるんだよねぇ~

★★★★

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック