肉体泥棒の罠 上・下/アン・ライス




ヴァンパイアクロニクルズ第4弾。

前作とは打って変わって現代のみが舞台。
最初の血であるアカシャの血を貰い、強大な力を持ったレスタト。
ナルシストで我が侭で、やることなすこと無謀で破天荒。
そのくせ泣き虫で孤独に弱いというヤンチャ王子レスタト。
あぁ~これだから放っておけない(*´◇`*)
前作で集合した仲間達も解散して一人ぼっちになったレスタト。
クラウディアの悪夢を見てうなされたりして寂しさが加速。

で、寂しいもんだからとイギリスの超常現象研究集団
「タラマスカ」の長・デイヴィッド・タルボット(74歳)の前に
姿を見せちゃいます。
そりゃディヴィッドは驚くでしょうけど、研究者としては大喜び?
寂しんぼのレスタトはちゃっかりディヴィットの友人になるんだけど
よりにもよって彼に仲間にならないかと誘いをかけるのだ。
もちろんディヴィッドは拒否。

何をしでかすかわからないヤンチャ王子は孤独に耐えられず
ゴビ砂漠で太陽に焼かれてやる!と自殺を図る。
しかし強大な力を持つヴァンパイアなもんだから
火傷?日焼け?したくらいで死ねるわけもなく・・・
まぁ~普段から色が白くなり過ぎないように
お日様にあたって肌を焼いてたくらいですからね(^◇^;)

そんな時、自らを肉体泥棒と名乗るジェームズに
何日か体を交換しようと持ちかけられる。
ディビットやルイの猛反対を無視して誘いに乗り、
200年ぶりに人間の体の再体験に浮かれてしまう。
ここら辺の描写は結構笑えます。

今まで不必要だった「用を足す」行為もぎこちなく
お腹は空くし、寒さに驚き、女の子にオイタするものの
艶かしい感動を味わったのも束の間、200年前の知識じゃ
避妊なんて知らなくて当然で叱られてしまいます。
あれほど焦がれていたはずの人間としての生活だったのに
不便過ぎる人間の体にゲンナリしてしまう。

しかし、再び元の体と交換する時刻にジェームズは来ない。
ジェームズは最初からレスタトの体を盗むつもりだったのだ。
今更泣きついても後の祭り。ルイにも助けてもらえず
困り果てたレスタトは、デイヴィットに助けを求め、
体を取り戻すために必死の追跡をはじめる。

ここからすったもんだの大冒険が始まりです。
結構アクション入ってます。
そしてディヴィッドが大活躍します。
今までに比べて読みやすい作りにはなってますね。

そしてそしてヤンチャ王子は・・・
まったくもってコイツだけは一筋縄ではいかない。
なんてことをしてくれちゃうのだ!全く!
まぁ~レスタト的にはいいんだろうけど・・・
本当に自己中な奴です。

★★★★★

"肉体泥棒の罠 上・下/アン・ライス" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント